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妊娠中のお口の病気について

2021年3月16日

「安定期」が妊娠中の
最適な治療時期になります

むし歯や歯周病などの治療を行うタイミングは妊娠中期の「安定期」が適しています。しかし診察は無理のないように、体調が悪くなったらすぐにスタッフへお声がけください。

妊娠中は口腔内の
トラブルが多くなります…

妊娠性歯肉炎

妊娠初期はホルモンバランスの急激な変化により、歯茎の腫れや出血が生じやすい状態になります。痛みを感じにくく、発見が遅れて悪化することも多いため注意が必要です。

妊婦性エプーリス

妊娠中、女性ホルモンが増加することで歯茎にコブのような大きな膨らみができることがあります。ほとんどは良性で、産後にはなくなっていきますが、気になる方はご相談ください。

むし歯・歯周病

つわりがあることで、歯磨きがしっかりできなかったり、嘔吐することで胃酸で歯が弱まると、むし歯や歯周病のリスクが高くなります。その為、通常時より意識してケアを行うことが大切です。

妊娠初期・中期・後期での歯科で
気をつけること
初期(〜4ヶ月15週)
過度な緊張や長時間にわたるストレスで母体に悪影響を与える場合があるので、抜歯などの外科手術や長時間の治療は避け、歯磨き指導や症状の沈静化を図ります
中期(5〜7ヶ月16~28週)
安定期ですので、胎児や母体への影響を考慮し通常の治療や投薬、レントゲン撮影等様々な検査や治療が可能になります。また自身のセルフケアはもちろん、将来生まれてくる子どもへの口腔ケアに関しても指導しています
後期(8ヶ月〜29週〜)
お腹も大きくなり仰向けでの受診も辛くなる時期なので注意が必要です。早産などのリスクを回避するためにも、応急処置にとどめます。治療が必要な場合は産後あらためて行います。

当院は妊産婦検診にも
対応しています

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