テトラサイクリン歯とは、テトラサイクリン系抗生物質により変色した歯のことです。
歯の形成期にこの抗生物質を大量にとると、副作用として歯の変色が起きます。
1950年〜1970年代頃は風邪薬にテトラサイクリン系の抗生物質が利用されていたため、当時にそれらの薬剤を使用された方がテトラサイクリン歯になってしまった場合が多いです。
◎テトラサイクリン歯の特徴

テトラサイクリン中の成分が歯の象牙質に沈着し、紫外線と化学反応を起こすことにより徐々に歯の表面に変色が起こります。
グレー、茶色、オレンジっぽい色味で、特有の縞模様が歯の表面に見られることがあります。
また症状の程度により、
1度
淡い黄色・褐色・灰色の変色が歯全体に一様にみられる。
縞模様はみられません。
2度
第一度よりも濃い色の変色が歯全体に一様にみられる。
縞模様はみられません。
3度
濃い灰色、青みがかった灰色に変色し、縞模様がみられる。
4度
全体的に歯の変色が強く現れ、縞模様も顕著になります。
といった分類がされています。
◎テトラサイクリン歯の治療法
テトラサイクリン歯の治療方法は3つあります。
①ホワイトニング
歯を削ることなく、ホワイトニングの薬剤によって改善する方法です。
ホワイトニングを行う場合、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用するデュアルホワイトニングを行うことで白さが実感しやすく、色戻りの防止にも効果的です。
しかし濃い色に変色した重度のテトラサイクリン歯の方の場合、ホワイトニングでは残念ながら色を白くする効果が期待できません。
②ラミネートベニヤ
歯の表面を薄く削り、シェル状のセラミックを貼り付ける治療です。
歯を削る必要はありますが、被せ物と比較すると少ない削る量で改善することができます。
③被せ物(セラミック)
歯を土台の形に削り、その上からセラミック製の被せ物を治療方法です。
ラミネートベニアより削る量は多くなるものの、強度や耐久性に優れ、色味だけでなく形やサイズなども綺麗に改善することができます。
◎治療の選び方
歯を削ることに抵抗がある場合は、ホワイトニングまたは削る量が比較的少ないラミネートベニヤがオススメです。
重度の濃い変色や、確実に色味を改善させたい場合はラミネートベニヤ、セラミックの被せ物がオススメです。
効果には個人差がありますが、削らずにホワイトニングをしてみて、それでも色味が気になるようであれば削って治療することも可能です。
気になる場合はスタッフにご相談ください!
名鉄三河線土橋駅より徒歩7分、東名高速道路豊田ICから車で5分、キッズスペースがあり家族で通いやすい予防歯科を大切にする豊田市の歯医者さん つづき歯科でした🦷🪥
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