いつも当院にご来院いただき、ありがとうございます。
患者さまの口腔内への健康の意識がとても高く、様々なご質問を受けます
とても良いことです、どんどんスタッフに質問してください
今回は最近質問の多かったこの話題をブログにしようと思います
最近よくテレビや患者さまからこのようなお話をよく聞きます。
これらをなんとかしようと厚労省が1952年に発行した歯科衛生広報ノートで333運動を記載され、のち1963年東京オリンピック開催の前年のに全国的に広められ、多くの人が知ることになりました。
333運動とは《毎食後3分以内に3分間、1日3回歯を磨きましょう》というスローガンです。
実際この運動が広まってから日本のむし歯本数は激減していったという事実があります。
これらをもとに、つづき歯科では歯ブラシ圧を過度な力で行わず、適度な150g〜200g程度でブラッシングを行わなければすぐに磨いても良いのではないかというお話をさせていただいております。
30分以降に磨こうと考えていて寝てしまったり時間が経過しすぎてしまっては逆効果です
ではどのような考え方が正解か。
歯を磨くタイミングを重視するのではなく、《いかに毎日の歯磨きで細菌を除去するか》といったことが注目すべきだということです
一番大事にしないといけないのは歯を失う口腔内の2大疾患である、ムシ歯や歯周病(歯槽膿漏)は細菌による感染症だということです。
なんとなく1日3回磨くより、特に唾液分泌が減る寝る前に徹底的に汚れ(細菌)を落とすかが大事だと考えます。
そのためには歯ブラシ以外の補助器具がとても大事です。
歯ブラシで頑張っても落とせる歯垢(プラーク)は60パーセント。かなり限界があります。それが歯と歯茎の狭い隙間まで届くデンタルフロスを使うと86パーセントまで上昇します。海外ではかなり浸透していますが日本ではまだまだ浸透していないのが現状です。
また、フッ素入りの歯磨き粉を普段から使用することにより、歯を強くして虫歯菌から守ることにもつながります。
少し前から日本で、歯磨剤のフッ素濃度が上がり、1450ppmの物を使うと良いでしょう
お子さんでは歯科医院に通い、定期的にフッ素を塗布することをおすすめします。
ご自身では取りきれない歯石や届きにくいところにあるプラークが原因で歯の骨を溶かしてしまう歯周病を発症してしまいます。
まずはご自身のお口の状態をしっかり把握して予防していくため歯科を受診し、検査をしてもらいましょう。